愛犬の洋服のオリジナルカスタマイズをしたい
ブラザーのカッティングマシン スキャンカットはただ紙をカットするだけではありません。
アイロンシートや接着シートを好きな形にカットして、既製品を手軽にアレンジすることができます。
ワンちゃんと暮らしているスタッフの、愛犬の洋服を オリジナルカスタマイズしたい!という要望に応えて今回は既製品の犬の洋服に、スキャンカットを使ってアイロンプリントをしてみます。
洋服をチアリーダーみたいに可愛くしたいとのこと。
ラメで輝くロゴを大きく入れたら、ぐっとイメージが近付くでしょう。
ロゴとして入れるのはスタッフ愛犬2匹の名前のイニシャル。
2匹のチーム風のロゴで、デザイン自体オリジナルのものになります。
スキャンカットとは?
ミシンやプリンターでもお馴染みの、ブラザー
カッティングマシン スキャンカットSDX1200。
見やすい液晶タッチパネル・スキャンカット機能・刃の調整がいらない自動ブレード機能、台紙を残せるハーフカットなどなどユーザーに寄り添った機能がついた、初心者に特におすすめのカッティングマシンです。
~製作の流れ~
キャンバスワークスペースでデータ作成
スキャンカットは、内蔵するデータを使用すれば、画面上でもカットデータを作成できますが今回はキャンバスワークスペースであらかじめカットデータを作成しました。
キャンバスワークスペースとは?
PCやタブレット上で、スキャンカット用のデータを作成できる無料ソフトです。あらかじめ用意されたデータを編集したり、図形やフォント、フリーハンドでオリジナルのデータを作成したりすることが出来ます。
PCにダウンロードして使用するアプリ版と、ブラウザ版と2種類あります。
キャンバスワークスペースならばPCに内蔵されているフォントからもカットデータを作成できます。
今回はこのようなデザインを作成し、アイロンプリントのために、反転させたデータを用意しました。
ツールのボタン一つで、反転させたデータも簡単に作成できます。
カットの準備
PCからのデータは、USB、Wi-Fi、別売りケーブルなどで取り込むことができます。
アイロンシートには、強粘着カッティングマットを使います。
素材とマットの組み合わせは、取扱説明書やブラザーホームページにも掲載があります。
実際に貼り付けて確認しながら選びましょう。
※当店でスキャンカットを購入後、どのマットを使えばいいかわからない時には、サポート窓口までぜひご相談ください!
浮いたり、ずれたり、めくれたりすると、カットもずれてしまいます。
今回はしっかり密着させた上で、マスキングテープを三辺に貼っています。
※マスキングテープや素材がマットの粘着エリア(方眼・マス目の印字されているエリア)の外に出ないようにします。
粘着エリア外に素材やテープが出ていると、マットを送るローラーに引っかかったり、マットや素材の厚みを正しく読み取ることが出来なくなったりします。
テストカット
貼りつけしやすいように、アイロンシート表面の透明シートを残してカットしましょう。
ハーフカット設定をONにして、まずは思った通りにカットできるかテストをします。
カットを行う前の「プレビュー」画面の、「テスト」ボタンから試し切を行うことが出来ます。
問題なくカットができました。
基本的には難しいブレード調整などは不要です。
もし素材がきれいにカットできていない場合には、カット圧力を調整します。
アイロンシートカットとはがし
次は本番を行っていきます。
本番はマットごとセットしてスタートを押すだけ。
無事にカットが終わったら、スパチュラやフック(別売り)を使用して
切り抜いた不必要な部分を丁寧に取り除きます。
アイロン接着
アイロンシートを接着したいところに置き、シリコンペーパーを上に載せます。温度を「中」に設定したアイロンで、シリコンペーパーの上から20秒位押し付けます。
そのあと、均等にアイロンをかけて貼り付けます。
※アイロンは、シートの上にシリコンペーパー(クッキングペーパーでもOK)を敷いて掛けましょう
着用!
実際にワンちゃんに着てもらいました。
同じデザインでトートバッグにもロゴを入れ、ワンちゃんと飼い主でおそろいです。
既製服のお手軽カスタマイズにおすすめ!
今回、データを用意した時間を除けばアイロン接着完了まで、なんと30分とかかっていません。
既製服のカスタマイズは、例えば刺しゅうやシルクスクリーンなど、用意が大変だったり、時間がかかったりするものが多いためハードルが高く感じてしまうかと思います。
スキャンカットであれば、カットも素早く手順も簡単。
既製品を手軽にカスタマイズしたい方、アイロンプリントをしたい方に、とってもおすすめです。
スキャンカットの中ではこちらがおすすめ!⇒SDX1200
スキャンカットの中でもハイモデルのSDXシリーズは、
フェルトやウレタン、革やキャンバス地などの様々な素材が、厚さ最大3mmまでカット可能です。
また、素材の厚みを検知して自動で刃の調整ができる、業界初の自動ブレード機能が搭載されています。
その中でも、刺しゅうデータ形式にも対応したモデルが、記事の中で使用しているSDX1200です。
内蔵されている模様やフォントの数が一気に増え、素材に合わせた各種マットや替え刃も一通り付属しています。
様々な素材で試してみたい方にはおすすめのモデルです。
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